合同リレー作品集【鬼滅・呪術・ヒロアカ・WB 他】
第5章 お題小説 花モチーフの歌 + α
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学校から帰った楓は花園を通り抜けて家への小道を歩いていた。
今日は休業日で園内では蜂の羽音がよく聞こえる。
お客さんがいない中、蜂が自由に飛び回る庭園も大好きだ。
でも、今日は少し様子が違った。
楓の元へ1匹の蜜蜂が飛んでくる。
母が操る蜜蜂だ。
楓が手を出すとそこへ着地し、忙しく歩き回り始める。
何度も何度も綺麗な八の字を描いて……
これは……!
蜜蜂が意味することを察した楓は蜂が示した方向へ走り出す。
あっちには温室がある。
雀蜂や足長蜂といった蜜蜂の天敵を飼っており、中にはほとんど蜜蜂がいない。
母は蜜蜂しか操れないからその温室ではうまく術式を使えないのだ。
もしそこで何かあったのだとしたら……!
懸命に走り、温室のドアを勢いよく開ける。
まず目に入ったのは母と見知らぬ男2人。
向かい合って母を追い詰めている。
「ママ!?」
「げっ、ガキもいんのかよ!?」
「楓!ママを助けて!」
ママが知らない人に襲われている!
もはや条件反射だった。
毒蜂操術―雀蜂―
強力な毒と大顎を持つオオスズメバチを繰り出すが、白髪の男にけしかけた蜂はなぜか少し空間を開けて止まってしまう。
黒髪の男の傍には三つ首の鳥の呪霊がおり、蜂をどんどん食べてしまう。
そして、周辺に青く光る小さな球体が現れて残りの蜂も吸い込まれていく。
「娘の術式の方がよっぽど強力じゃんか。これ、学校の生徒襲わせてたの娘の可能性あるぞ」
「同じ術式ならもっと詳しく調べないと判断がつかないな。2人とも拘束しよう」
結局どんな蜂を使ってもまるで届かず、私達母娘はなす術なく捕まってしまった。