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Maria ~Requiem【気象系BL】

第19章 Epistle to the Galatians6:5-7


その後、レントゲンと造影CTとMRIの予約を三宅先生と能村さんで話し合って決めて、会計ファイルと予約票を持って能村さんは帰っていった。

「ふう…」

針生検なんて滅多にやらないから、キットの器具の取り扱いがちょっとよくわからなくてちょっと焦ってしまった。
器具を改めて手にとって、手順をもう一度頭の中で繰り返してみた。

「なに?疲れちゃったの?翔」
「いえ…この器具の使い方がよくわからなくって」
「ああ、それ新しく発売されたやつだからねえ」
「あ、そうなんですね」

針生検は乳がんやその他、いろいろな間葉系(非上皮性)腫瘍の診断に使われるから器具は日進月歩で、俺が研修を受けた時よりも新しい器具がもう発売されている。

「はい…勉強になりました」
「何事も経験だからね」

軟部腫瘍はあまり症例は多くはない。
だから俺がこういう風に検査できる回数も、実はそんなには多くはない。

だから国立がんセンターのような大きく専門的なところじゃない限り、軟部腫瘍(肉腫)だけを専門にしている整形外科医はいないはずだ。大抵は脊椎や関節などの分野と兼ねているドクターがほとんどで、むしろ普段はそちらがメインであったりする。

うちの副部長の井ノ原先生は、普段は脊椎の専門で軟部腫瘍も兼任してるって格好だ。

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