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花水木が咲く頃に ꕥヒロアカꕥ

第2章 ℍ𝕒𝕣𝕕𝕖𝕟𝕓𝕖𝕣𝕘𝕚𝕒




突如現れたのは私達の担任相澤消太先生
抹消ヒーローイレイザー・ヘッド

入学式もガイダンスもなく
急遽始まったのは…


「個性把握…テストォ!?」


全員が唖然とする中相澤先生は言う


「雄英は"自由"な校風が売り文句
そしてそれは"先生側"もまた然り」


「トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し除籍処分としよう」

除籍…処分
言い放たれたその意味を受け入れられなかった
いや受け入れたくなかった

個性を最大限活用していい体力テスト
果たして私の個性でどこまでいけるだろうか

私は首を左右に振り、消極的な気持ちを振り切る
頭を落ち着かせ学校の先生が説明するみたいに自分の個性をおさらいする




私の個性は『月光煌々』(げっこうこうこう)
簡単に言えば手のひらから光を放つことが出来る
何もない空間からポンと造り出すことは不可能

太陽のような強さから懐中電灯のような弱い高度を調節できる
他にはレーザーとして打ててたり

光球を作り出すことも可能で
大きくイメージしてシールドにしたり(それほど頑丈じゃないけど…)
圧縮した光球を弾丸として撃ち出すことも出来る


あとは閃光で眼くらましや小さな傷や怪我を癒やし治すことくらい
正直今回の体力テストではどれも使いそうにない…


唯一使えそうなのは光速
"光速"とは光が伝播する速さのことであって
約30万km/sと言われている

私の分の重さが加わりもちろんそんなに速度は出せないけど光子を体に纏うことによって劇的に速い移動が可能になる


50m走や立ち幅とび、持久走なら乗り切れるかもしれないっ


『…ソフトボールも出来るかも』

物に光子を乗っけたことがないけど、やってみる価値はあるかもしれない
自分の実力が一体どこまで通用するのか試すいい機会なんだ




『ハァ…ハァハァ…』

50m4秒49!!
中学のときは7秒03

個性を使えばここまで速くなるのかと数字で実感することになった

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