第30章 【Princess & Princess】
「オレと廉だいぶ岸くんに会えてないから送ったげ
よーと思って!ほら、こうやって廉との間に
置いたらKing & Princeみたいじゃない?」
「ホントだ、見える見える!」
そう一旦、同意したじんがスマホを構えた俺に
「…っていうよりPrincess & Princessだよね?」
って耳打ちしてくるから静かに頷く。
まぁ、俺は海人にしか興味ないけど
廉もめちゃくちゃ美人になったのはわかるし
2人を連れて歩いてるとあちこちから視線を感じて
落ち着かないから正直、
早いとこ2人きりになってしまいたい…。
そんな俺の心を読んだかのようにじんが誘う。
「ね、ご飯食べたらホテル戻ろっか。」
「…え?でも、4人でパレード観るんだろ?」
「んー、、廉と海人を眺めて百合ちゃん楽しむのも
いんだけどさ?ちょっと、限界かも♡」
「……お前、耳に♡つけてるくせに。
ちゃんと、オスじゃん」
「当たり前っしょ。これはね、廉のためだから。
廉ってああ見えてやんわりペアもの好きなのよ。
…可愛いとこあるでしょ?」
「おーい、このバカップル、だるいって 苦笑」
「ねぇ!しょーたち何話してるの?
早く撮って撮って!」
「ごめんごめん!撮るよー!」
食事を済ませ、レストランを後にして
ホテルの部屋に戻る途中「パレード観たかった!」
と拗ねる海人を「まぁいいやん。番組のロケで
今度観るし」って宥める廉。
「でも、しょーとジンとも観たかったし!」
「ふはっ。海人は甘えんぼさんやなぁ!笑」
「甘えんぼじゃないし!
オレだって26の男だし、もうすぐ27だかんね!」
「そうやねぇ〜ま、その前に俺が27になって、
紫耀が29になるけどな 苦笑」
「もーー!廉、うるさいっ!」
廉と海人はお互いに信頼し合ってるのがわかるから
2人を見てると自然と癒やされるし、
ファンの子たちもそうなんだろうなって思う。
「ほーんと、可愛いよね、あの2人」
廉と海人の少し後ろを歩くじんが
きゃっきゃしてる2人を愛おしそうに眺めて言った。
「…まぁ、な」
「海人もさ、すっごい可愛いくなったじゃん?」
「……、」
「だから、なくはないなって思うんだよね。
俺的には。」
「……何が?」