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【KP】BL

第30章 【Princess & Princess】






言うか言うまいか、悩んだような素振りを一瞬
見せたじんが俺の目を射るように見つめて言った。


「んー…、取り替えっこ…とか?」

「お前やばっ!!!ないない!絶対ないわ!!
 海人、部屋行くぞっ!コイツ危険だわ!!」


海人の手をとって走り出した紫耀に
何があったん…?って呆気にとられとったら
ぐうじが笑っとって。


……あ、コイツ
またなんかやったんやなって思った。


「……今度は何て言うて揶揄ったん?」
自分たちの部屋に辿り着いて
我慢してた疑問をぐうじにぶつける。


「人聞きわるいなぁ…苦笑」

「でも、そうやろ?」

「ん?ふふ、そんな大したことじゃないよ?
 …取り替えっこすんのもありだなぁって。」

「はぁ?何言うてんの。大したことやし、
 それはどう考えてもぐうじが悪いやん…苦笑」

「…そ?けど、、案外、悪くないかもよ?」

「ないって。ありえんやろ…」


呆れた廉がため息まじりにそう言い捨てた。


廉は…いつになったら気付くのかな。
ホントは紫耀のことが好きなくせに。


なんて…
それをわかってて廉を抱いてる俺も俺だけど。


「…冗談だよ、」

自分の言葉をそんな安い言葉で否定して
ドアに抑えつけた廉の唇を奪う。


俺の舌の動きに身を委ねる廉の口内を犯すと
徐々に息が上がって
熱を帯びた廉の目が俺に縋り付く…。

そうして今は俺のプリンセスで居てくれる廉を
散々、抱いて。


―――いつの日か。

紫耀が廉を奪いたくなるその日まで
俺が廉を大切に綺麗に育てるんだ。


あのね、紫耀。
廉は意外と、やんわりとしたお揃いが好きなの。


いつかのそのときまで、ちゃんと覚えてて。





Fin
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