第30章 【Princess & Princess】
「さすがにメンバーだし、平気じゃないわけじゃ
ないけど…、面白くはねーじゃん」
「ふはっ可愛いとこ、あるやんw
まぁー…気持ちはわからんでもないけど。」
「よな?!わかるよな?」
「んー…わからんでもないけど、しゃーないやん。
そんなん言うたところでやない?
俺はそういうぐうじを好きになったんやし。」
ほら、コイツだってそう。
いっつも俺の後ろをついてきてたと思ってたのに
いつの間にか隣に並んでて、
ときどき追い越されたような感覚を
味わわせてくる。
「紫耀も、そうやろ?ああいう人懐っこくて
可愛いらしい海人を好きになったんやないん?
やったらもう、しゃーないやん 笑」
「まぁ、それだけじゃないけどね。
廉は知らないと思うけど。」
「…だるっ!そのマウントだるいって!苦笑
もう、勝手にしてー笑
あ、ほら。俺ら遅いから呼んどるで?
そんなしょーもないこと考えんと行くで!」
そう言ってスピードを速めて歩き出した廉に続いた。
*
「めーーっちゃ楽しかった!!
わくわくしたーー!!みんなありがとー!!」
と興奮冷めやらぬ海人を引き連れてじんの提案
どおり予約していたレストランに向かう。
腹も減ってたし食べるのはいいとして…
これ、どう座るのが正解?
海人の向かいが廉だったら…
2人でイチャつきそうだし。
逆に、じんだったら…?
それもそれできゃっきゃしだしそう。
おまけに、そうなると
俺の向かいが廉ってことだよな?
さっきの会話の手前
それもそれで若干、気まずい…苦笑
そんなことを考えてたら「しょーほら早く!」
って椅子をぽんぽんしながら海人に誘われた。
どうやら海人の向かいは廉で、
俺はじんの向かいっていう無難な配置らしい。
「これも食べたーい!わ!これも可愛い!
ね、廉、美味しそうじゃない?」
「おーいいやん美味そうやん。
何でも好きなの頼み?」
「待って!笑 何で廉が払うみたいに言ってんの!
ここの財布、俺だよ?!笑」
「ごめんごめん、それは申し訳ない!笑
つい、いつものクセで…苦笑」
「わかるわかる、海人可愛いからご飯連れてったら
そう言いたくなっちゃうもんね?」
「ほんで好き勝手頼むくせに
コイツ、すぐ腹いっぱいなるから…苦笑」