第30章 【Princess & Princess】
こういうとき、じんはいつも廉や海人を優先する。
いつも自分より相手。
「オレ、スターウォーズは絶対行きたい!」
「あっライトセーバーやっちゃう?」
「やりたいやりたい!ジンもスターウォーズ好き?」
「好き好き!宇宙は、男のロマンだよね〜」
「そうそう!!」
だけど、無理してるとかじゃなくて、
相手がしたいことを全力で楽しんでくれる男で。
じんと付き合う相手は幸せなんだろうなと思う。
「あっ…でも、、紫耀と廉は大丈夫だった?」
スターウォーズエリアに向かう途中、
不安になったのか海人が俺たちに訊いてきた。
「もちろん、えぇよー!せっかく来たんやし、
海人がやりたかったことしよーやー」
「ん…まぁ、いいんじゃね?」
「ちょっと紫耀さん!やめてー?
時差ボケで眠いの?苦笑
あ、こういうときの紫耀にはね、ご飯だ!
スターウォーズ行ったらご飯食べよ!」
「んだそれ!苦笑 俺のこと欲求不満になったら
機嫌悪くなるガキだと思ってる?!」
「そんなことないって!笑 だーいじょうぶ!
大丈夫!ちょっとしか思ってないよ!笑」
「思ってんじゃねぇか!笑」
じんは年下のくせに
相変わらず俺をガキ扱いしてくる。
まぁ、確かに
じんは大人の余裕があるな、とは思うけど。
対して、もう30になったというのに
相変わらず岸くんは岸くんだし。
(まぁ、大人になった部分もそりゃあるけど)
10代の頃って1つ2つの年の差がすげぇでかい
モンに感じてたけど…この年になると思う。
年齢って、あんま関係ないんだろうなーって。
あんなに可愛かった海人がこんなに色気を纏うヤツ
に成長したのは年齢のせいだけじゃないと思うし。
てかこれはほんとに、そうで!
これがいま一番頭が痛い…。
とりあえず、一番懐いてるっぽいSOTAとは
俺もちょっとは話せるようになったとはいえ
グループ離れちゃったから、
海人に変な虫からガードすんのも限界、あるし。
廉も廉で距離感バカだから頼りにならんし…。
そんなことを考えながら
海人を可愛がるじんをぼんやりと眺めていた。
「なぁ…廉って、ああいうの平気なわけ?」
「…ん、何?紫耀は、平気やないん?」