第29章 【ケツのツケ】
深いキスで荒くなった呼吸を奪いながら
俺に委ね切った海人の乳首を服越しにまさぐると
「ひゃんっ…!」って聞いたことない鳴き声をだして
俺から離れる。
「…海人あまい味するわ」
「それ、廉がさっきシャーベット食べさせたから
じゃん!あと…廉はめっちゃ肉の味がして、、
なんか、エロかった!」
「ふっ……欲情した?」
「べっ…別にっ!!」
耳まで真っ赤にしながらそう言い捨てて
照れ隠しをするように柚子シャーベットを
パクパクと口に運ぶ海人を引き寄せ、海人の
口の中に残るシャーベットを二人で溶かし合った。
「なぁ…この髪、わざと?」
呼吸を求めて唇を離しながら
ゴールドに染められた海人の髪を梳く。
「……え?」
「俺が海人のハイトーン好きなの知っとって
染めてきたん?」
「そんなわけないわっ!笑
ちょっと自意識過剰が過ぎるんじゃないの?!」
「残念。違った…?」
「てか、オレの、とかじゃなくて廉がただ
ハイトーン好きなだけじゃない?
だって、なんか…
廉の周辺の金髪率いま異常だもん!
廉が何か言って惑わせたとかじゃないの?
大吾君も玉森君もだし、恭平君もじゃん!」
「へぇ…恭平も?そうなんや…
俺周りのこと、よぉ知ってんなぁ?w」
あぁ、また廉のこの顔だ!ニヤニヤしちゃってさ。
オレのことを揶揄うようなこの感じ!!
「なんだっていいでしょ!別に!」
「申し訳ないけど…、
俺的にはなんだってよくないのよ苦笑
ハイトーンの海人、
そういう風にしか見えんから」
「そっ…そういうふうって…」
「知っとるくせに…」って
オレが好きな悪戯な顔をされると固まっちゃう…。
「やから今日、海人のことお持ち帰りしてい?
っていうか、持ち帰らせてもらうから。」
「えっ…ねぇ、何でなんで。
何で、当たり前みたいに言うの?
オレが拒否するって…思わないの?」
「…やから、先に俺が差し上げたやん。
言うとくけど、ケツのツケ、たまっとるからな!」
「待って待って!ケツのツケってなに!
そんな順番ことか…聞いてないし!」
廉は今日はどっちが奢る?みたいなノリで
全然大したことなさげに言ってるけど、
これって…めっちゃ大きいことじゃないの?
「…海人、前に雑誌で言うとったやん?」