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【KP】BL

第29章 【ケツのツケ】






「廉が…廉の友だちと遊ぶときオレもまざりたいな
 って言うの…我慢してた」

「……は?」

「だから…廉が友だちと遊ぶとき、遠慮してたの!
 ホントは一緒にまざりかったけどでも、オレと
 廉の友だちの関係値が廉と廉の友だちの関係値を
 超えることはないからオレが入るより廉と友だち
 だけの方が楽しいだろうなって……それに、、」


こういうとき、噛まんとめっちゃ早口になる海人、
可愛いよなぁ…って眺めとったらおしぼりを
いじっとった手を止め、一点をみつめて
俯いとった海人が下唇を噛んではむはむしだす。


「それに…なん?」

「廉と、そういうの、、
 遠慮しないで言える関係になりたい。
 廉と…恋人同士になりたい…!」


さっき一旦引っ込んどった涙が海人のでっかい瞳に
じわじわとまた溜まりだす。その涙を零してしまわん
ように、さっき落としとった視線を天井に向け
なんとか留めようとする海人が健気で可愛くて
向かいに座っとったところから海人の隣に移動して
頭を撫でる。


「あー…俺的にはむしろ、今までは違かったって
 ことの方がショックなんやけど…苦笑」

「…へ?」

「やって、俺ら恋人同士がヤること、ほぼほぼ
 ヤッとるやん…苦笑
 で、仕事でもパートナーでさ。
 むしろ、普通の恋人同士より深い繫がりやと
 思っとったんやけど…?」


俺の言葉にでっかい瞳を幸せそうに細めて「廉が
そう思ってくれてたなんてめちゃくちゃ嬉しい!」
って無邪気に喜ぶ海人。

さっきまで泣いとったのに、、
海人って表情がコロコロ変わって
一緒におって飽きんし、楽しくてたまらん。


「けど…いいの?恋人同士になるってことは
 お互いに相手以外とは深い関係になりません
 っていう約束をするってことだよ?」

「おん、何で…?何も困らんよ。
 今までもそうやったし。」


でっかい目を見開いた海人が「それ、マジ…?」
と呟きながら信じられない、とでも言いたげな
視線を俺に送ってきた。


「そらそうやろ。何で?海人は違ったん?」

「あっえっと…違う、わけでも…ないかも、、?」

「ハッキリせんなぁ…まぁ、ええわ。
 海人と恋人になる覚悟なかったらいくら
 海人のこと好きとはいえ、受け入れんよ?」

「廉くん…それ、マジっすか?」

「……大マジ。」









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