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【KP】BL

第27章 【Summer Nude】






「えぇ?何でよ 笑」
「何ででもダメっす!!」

「……えー?ダメって…
 何でそんなん廉が決めんの?
 ねぇ、ダメじゃないよねぇ?」


2人の間を邪魔するように割って入っとった俺の肩
越しに直接、海人に喋りかける先輩。


「えっ、あっ…えっと、」


人見知りを発動させてオドオドと視線を伏せながら
俺を盾にして隠れようとする髙橋くんに
優越感を刺激されて嬉しくなったのも束の間。


「えーー!何なに?その反応…!
 めっちゃ可愛いんだけどっ!
 ねぇねぇ、名前何?」

「あっ…えっと…タカハシカイト、です。」

「えぇーもうヤバいっホント可愛いんだけど!」


……そんなん、知ってんのよ。


入試の面談のときみたいに緊張すると
カタコトで名前を答える髙橋くんが可愛いこと
くらいこっちはずっと前から知ってんの!


「カイトくんって…、廉と仲いいんだ?同中?」

「あっえ…」

「違います違います!」

「ちょっと、廉に訊いてないから!笑
 オレ、カイトくんと喋りたいんですけどー」


…ちゅーか、呼ぶなし。
俺もまだ学校では海人呼びできんのに。


「志尊、神木!お前ら2年の教室で何油売ってんだ!」

「うわっ!やっべ…」

「ほら、早く3年の教室戻れ。今日こそは追試に受かって
 早いとこ俺の仕事を終わらせてくれよ…苦笑」

「頑張りまぁーす…苦笑
 じゃぁ、カイトくん…と廉、またね!」


なんで俺の方が後付けなん…
と不満に思いながら髙橋君の方に視線を戻すと
ポ~っと淳くんのことを視線で追っとって。


「髙橋君ごめんな?なんか、急に…」

「あ…うん、大丈夫。ちょっと、びっくりしただけ
 っていうか…でもあんなかっこいい先輩と仲良し
 なんて、やっぱ、永瀬君と僕は…」

「髙橋君!もう、余計なこと考えんでいいから…
 はよ帰りの準備しといで?」


ロッカーに向かおうとしとった髙橋君の腕を引いて
耳に口を寄せ「俺、今日楽しみにしとったし…」
と囁くとでっかい目を見開いて俺の方を見て。


何してんの!と言わんばかりに
俺から距離をとって慌てながらバタバタと
ロッカーに向かう髙橋君がクソ可愛い…。


***


その翌週、髙橋くんのクラスに向かおうと
廊下を歩いとったら階段の踊り場から淳くんが
ニマニマしながら手を振ってきた。








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