第2章 全てはここから
鋼鐵塚飛羽…
今兄と喧嘩中。
『鬼殺隊に入るだぁ!?!?ふざけてんのかぁ!?』
『ふざけてない。大真面目。てかうるさい。この至近距離でその声量で騒ぐなっての。』
至近距離で騒がれる事なんて日常茶飯事。
それが冷静な理由だ。
『とりあえず、酒とタバコやめたら考えてやらなくもない。』
『あ〜それ無理。』
『じゃぁ…諦めろ。』
『嫌だね。』
あたしにはこの世界に何が起こるかということが分かる。
要は異世界トリップというやつだ。
変えられる物は変えたい。
ただそれだけ。
せめて、死ぬはずの運命の人達を救いたい。
ただそれだけ。
『蛍や…飛羽ももう18じゃぞ?一人で何も決められん歳ではないんやで?分かるな?飛羽が生きたい人生を生きたらいいんや。』
鉄珍の言葉に蛍は押し黙った。
そして、どこかに行ってしまった。
その次の日…
【兄貴…お元気で…】
そう手紙を残して飛羽は蛍が昔打った切れ味抜群の刀を持ってタバコと酒瓶を持って最終選別に向かった。
説明を受けている最中…飛羽は…
『(マジか…コイツらと同期か…)』
赤毛の少年と黄色い頭の少年を見つけていた。
『よっしゃ〜!!行くぞぉ!!』
飛羽は気合い入れて最終選別に挑んだのだった。
『弐ノ型・酔燕返し(すいえんがえし)っ!!』
入って早々…鬼と遭遇した飛羽は鬼の首をいとも簡単に斬ってしまった。
その仕草はまるで酔ったかのようだ。
鬼は混乱した様子で崩れていった。
『おい。そこの黄色いの。降りて来やがれ。』
『無理だよぉおおおおおっ!!怖いよぉおおおおっ!!』
『なんの為にお前はここに来たんだ?誰かに言われて来たんならずっとそこにいな。覚悟のないやつは死ぬだけ。ちなみに鬼は木登りできるぞ?』
『それ早く言ってよおおおおおおおっ!!!』
黄色い頭の少年は物凄いスピードで降りてきた。
『お前の名は?あたしは鋼鐵塚飛羽。』
『我妻善逸……』
『ふーん。』
『聞いといてふーんはなくない!?!?酷くない!?』
『酷くない。あたしはお前みたいな弱っちいの嫌いだから。』
『確かに弱いかもしれないけどさ…俺だって頑張ってるんだからな…』
『じゃ、その頑張りを見せてもらおうか?』