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一期一会【鬼滅の刃 不死川実弥夢】

第5章 遊郭潜入!




無限列車での戦いからしばらく。

飛羽の傷も癒え、再び任務へ戻れるようになった頃――。

「カァァッ! 任務! 宇髄天元と合流せよ!」

「宇髄さんと?」

飛羽が首を傾げる。

待ち合わせ場所へ向かうと、そこには派手な男が立っていた。

「お前が飛羽か?」

「そうだけど」

宇髄は飛羽をじっと見る。

「……地味だな」

「は?」

「不死川の継子なら、もっと派手に――」

「人の格好にケチつける前に、自分の頭どうにかしたら?」

「……あァ?」

開始数秒で険悪な空気になる。

「俺は宇髄天元だ。音柱だぞ?」

「私は飛羽。実弥の継子で、酒の呼吸使い」

「酒の呼吸ォ? なんだそのふざけた呼吸は!」

「そっちこそ派手派手うるさいんだよ!」

「上等だァ!」

「やるかァ!?」

二人が刀に手を掛けた、その時。

「二人とも落ち着いてください!」

炭治郎たちが慌てて止めに入る。

宇髄が鼻を鳴らす。

「……まあいい。任務だ」

「そうそう。遊びじゃないんだから」

宇髄は腕を組む。

「今回の任務は吉原。俺の嫁たちが潜入している」

飛羽の表情が変わる。

「……嫁?」

「三人いる」

「……三人!?」

「派手だろ?」

「そこ威張るところ!?」

炭治郎たちは思わず苦笑した。

こうして飛羽たちは、遊郭へ潜入することになった。

しかし――

「飛羽」

宇髄が真剣な顔になる。

「今回の鬼は、今までとは違う可能性がある」

「分かってる」

飛羽も刀へ手を添える。

「だったら、派手に潰そうじゃん」

宇髄がニヤリと笑う。

「……お前、嫌いじゃねェな」

「私も、さっきよりはマシだと思った」

「最初からそう言え!」

こうして二人は、最悪の出会いから奇妙な共闘関係を築き始める。

――舞台は、夜の吉原へ。
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