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一期一会【鬼滅の刃 不死川実弥夢】

第4章 機能回復訓練。そして…




蝶屋敷での機能回復訓練。

炭治郎、善逸、伊之助が訓練に励んでいるところへ、飛羽がやって来た。

「お邪魔しまーす!」

「飛羽さん!?」

「ちょうどいいや。三人とも、ちょっと相手してよ」

飛羽は木刀を手に取る。

「三人まとめてね!」

「上等だァ!」

伊之助が真っ先に突っ込む。

「猪突猛進!!」

「はい、隙あり」

飛羽が身体をふらりと流し、伊之助の背中を軽く叩く。

「ぐおお!?」

続いて善逸が飛び込む。

「俺だって――!」

「遅い遅い」

木刀が善逸の肩にコツン。

「ぎゃああ!」

「善逸うるさい!」

最後は炭治郎。

「飛羽さん、行きます!」

「うん。おいで!」

炭治郎が鋭く踏み込む。

しかし飛羽は紙一重でかわし、木刀を炭治郎の肩へ。

「はい、終わり!」

「……全然、届かない!」

三人まとめて、あっさり敗北。

その様子を見ていたカナヲが、ふと飛羽に尋ねた。

「飛羽さん」

「ん?」

「どうして不死川さんのことを『師範』と呼ばないんですか?」

「…………」

飛和が固まる。

「え?」

炭治郎たちも一斉に振り返った。

「そういえば……飛羽さんは不死川さんの継子でしたよね?」

「師範って呼ぶのが普通なのか!?」

伊之助が首を傾げる。

飛羽は腕を組んだ。

「だって実弥は実弥だし……今さら『師範』なんて呼んだら恥ずかしいじゃん」

その瞬間。

「誰が恥ずかしいってェ?」

背後から低い声。

「……実弥」

振り返ると、腕を組んだ実弥が立っていた。

「俺を師範と呼ぶのがそんなに恥ずかしいかァ?」

「いや、その……」

「言ってみろォ」

「……師範」

「声が小せェ」

「師範!!」

「よし」

実弥が満足そうに頷く。

飛羽は顔を真っ赤にして俯いた。

「……最悪……」

カナヲが小さく呟く。

「師弟らしくなりましたね」

「それ、絶対違うから!!」
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