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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第10章 知らない女の子と五条くん




「出ないわ…」


呼び出し音が流れて、そのまま録音メッセージへと切り替わった。


「寧々からの連絡も無視とか、あいつ何やってんだろうね」


硝子と一緒に周囲を見渡しても、それらしき人影はない。


髪が白くて背も高いから目立つ容姿の五条くんだけど、一体どこまで行ってしまったのか。


「さっきの人、超カッコよかったよねー!」


「ほんとそれ!モデルかと思った!」


「あ、本屋寄っていい?」


「いいよー」


通りすがりの女子2人組も吸い込まれた、本屋という時間を潰すにはうってつけの場所。


流行を抑えた雑誌コーナーに新刊の人気漫画コーナー、高校生が好みそうなエリアには見当たらない。


奥の専門書コーナーの隅々まで探すけど、やっぱりいない。


「もう五条置いていかない?」


「可哀想だからもう少し探しましょう」


お腹が空いたと言っていたから、レストラン街やテイクアウトができる飲食店に行ったのかしら?


「スイーツ男子っていいよな。豪快な食べっぷりだしよ」


「あのお兄さんとか、イケメンで大食いってギャップはモテるんだろうなぁ」


「お兄さんの食ってたモンブラン、つられて他の人達も注文してたよな」


「俺ら以外にも食べたいってなる人多かったよね」


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