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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第10章 知らない女の子と五条くん




頭の中でざわめきたった感情を整理するよりも早く、レジに向かってお金を払った。


店員さんが商品を硝子と同じ可愛らしい紙袋に入れてくれて、そっと手渡してくれた。


「ビビッときたんだ?」


「そ、そうかも…」


自分でも何が何やら分からなかったけど、左手に持った紙袋の中身は確実に私のもの。


「サイズとか合ってる?私が買ったのは問題ないけど」


「あ…っ、何も見てなかったわ」


慌てて中身を確認すると、普段履いているサイズよりも大きかった。


私には持て余すほどの大きさだ。


「……履けないことはないから、大丈夫」


「本当か〜?」


絶対に返品はしないと硝子に宣言して、五条くんを呼び戻すよう頼んだ。


「……あのクズ、出ないわ」


2、3回かけても電話の向こうは無言を貫く。


ツーツー…という保留音だけが虚しく流れた。


「寧々からなら出るんじゃない?」


「変わらないと思うのだけれど」


硝子に促されて、私からも電話をかける。


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