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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




「探し行くぞー!」


3分間待った五条くんが、声高らかに宣言をする。


「なまちゃん、しー…よ」


「しー!」


草に覆われた岩陰に隠れた私。


そのすぐ隣になまちゃんがいる…けど、なまちゃんは手乗りサイズであまりにも小さいから


隠れる必要もない…ような気も。


こそっと覗き見た五条くんの様子から察するに、呪力や残穢を辿っている様子はなく


一個一個岩陰を覗いたり、水草を掻き分けたりしている。


そうこうしている間に、私達とは反対方向に歩いて行った。


…五条くんが向かった方には夏油くんがいる。


彼もまた、なまちゃんの遊びに付き合ってあげる優しい人。


「みつからない?だいじょーぶ?」


「大丈夫よ、夏油くんが時間を稼いでくれるわ」


そう言えば、明確にルールを決めていなかった。


五条くんが万が一にも見つけられなかったとして、制限時間など何も設けていない。


「ぼく、いま寧々おねえちゃんとふたりきりだぁ」


「そうね。わくわくしちゃうわ」


「寧々おねえちゃんとずっといっしょがいい!」


五条くんに見つからないように、なまちゃんとこそこそ内緒話をしていたら……


「見つけた」


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