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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




水族館で見た魚のオジサンよりも、ずっとずっと可愛くて。


この子のグッズがあったら絶対買ってしまう。


「ねぇ、あなたと遊ぶ前にお願いを聞いてくれる?」


「…!いいよ!」


ナマズの顔がパッと綻んだ。


全身で嬉しいを表現して、小さな体をバタつかせている。


「この水を消してほしいの。あなたと遊ぶのに水が邪魔になるのよ」


「にんげん、おみずいやなんだね。うん、わかった!」


ナマズはにぱっと花の咲くような笑顔を見せると、押し寄せてきた波もろとも水を消し去った。


それでも服も下着も濡れたまま。


ぐっしょぐしょで気持ち悪い。


「おようふくもかわかしてあげる!」


小さなナマズの粋な図らないで(元はと言えば…という話は今は無しね)、水分がパッと蒸発していく。


自在に水を操れるというのは、服に付着した水分であろうとも対象になるのね。


「お気遣いありがとう。その…」


あなた、は名前ではないわよね。


「あなたのお名前はあるのかしら?」


「おなまえ?おおなまずだよ!」


私の問いかけに元気よく答える、大…ナマズ?


「そんなチビなのに大ナマズって、お前本当に地震を引き起こした伝説のやつかぁ?」


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