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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




「初めて会った生き物に好きも嫌いも「悟」


「だ、大好きだけど。もうめちゃくちゃ好き」


五条くんは言いかけた言葉を、夏油くんに嗜められて引っ込めた後に訂正した。


「よかった!じゃあ、あそんでくれる?」


「え?」


呪霊であるはずのナマズから、まさかの提案。


その場にいたナマズ以外の誰もが、再び首を傾げた。


遊ぶ=私達をいたぶって遊ぶ…ということ?


可愛い見た目をしていても、呪霊は呪霊ということ…かしらね?


でも…悪意や敵意は感じられない。


「あのね、ぼくずっとひとりぼっちなの。ずーっとまえにもあそんでほしくて、だだこねてたんだよ。そしたらね、にんげんがじしんだとかいってね、ぼくをやっつけちゃったの。ぼくはただ、にんげんとあそびたかっただけなのに。そんなことをおもってたら、じゅれい?になっちゃった」


人間の幼児と同じ辿々しい言葉違いながらも、ゆっくりと一生懸命に話す。


さっきの呪詛師崩れとは違って、長々と御託を並べているようには感じず、頑張ってお喋りをするのをあたたかく見守った。


もちろん、その話し方が時間稼ぎでないことも伝わってきた。


このナマズは…この子は……ただ寂しかっただけなんだ。


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