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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第8章 違う人と任務




「寧々、また転んだな」「寧々ちゃん、また転んだね」


「……!」


正確には五条くんと夏油くんが、片腕ずつ引っ張ってくれたおかげで転ぶことはなかった。


……けど


「おい傑、手離せよ。寧々は俺が支える」


「強く掴み過ぎて怪我はさせるなよ」


五条くんによって、引き上げられた体。


体制を立て直すよりも早く


「やっぱり寧々は手を繋いでないとダメだ。これからはずっと繋いでおく」


「それは嫌」


ぎゅっと握られた手は、また固く強く痛いのかと思った。


それでも、思いの外優しく包み込まれた手からは、温かくて落ち着く気持ちが込み上げてくる。


もう少しだけ、離さないでおこうかな。


「問題は…悟が怒らせちゃったナマズをどうするかだね」


「五条くんが土下座したら?水に頭をつけて」


「犯人探しはやめろよ。連帯責任だろ」


「絶対に違う」「有り得ないわ」


私と夏油くんに諌められて、五条くんは渋々口火を切った。


「そんじゃ、ナマズだか何だか知らないけど、謝罪する為に出てきてくれる?」


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