• テキストサイズ

〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




「言ったでしょ?下心を抑えてあげるって」


「そんな物理攻撃だとは思わねーじゃん!!将来寧々との子供ができなかったらどうすんだよ!?」


そこまで飛躍するなんて…頭にも一発かましとけば良かったかしらね。


五条くんは膝立ちをしながら、ダメージを受けた急所を手で庇っている。


「くそ…っ、エロいことを期待した俺が悪いのかよ…っ」


「そういうことをする気は一切ないわ」


これでも少し甘くなったのよ?


手を繋いだり、体を寄せたり、添い寝までしたんだから。


今日だって頭を撫でさせたし、食べさせ合いもしたことあるし、大人しくお姫様抱っこだってされた。


……少しどころじゃない、かなりね。


そのどれもが「楽しい思い出」に分類されるなんて、頭の容量が足りなくなってきたのかしら…?


「いいんだ…寧々に逢わなかったら、俺は意味のない命を永らえただけ。寧々に会えて、よかった。ありがとう」


意味不明な言葉を捲し立てて、まだ痛がっている五条くんを見ると、ほんの僅かに罪悪感があるわね。


こんなに脳に支障をきたすくらいなら、せめて角ではなく背表紙全面を当てるべきだったわ。


/ 323ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp