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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




「そんなことは…っ」


「まだ認めないの?頑固だねぇ」


五条くんはさっと手を伸ばして、私の頭をわしゃっと撫でた。


「!?」


術式を発動しようと思えば、ギリギリ間に合ったかもしれない。


でも、そうできなかったのは…そうしようとしなかったのは…


今までも、そうしてこなかったのは……


「まだ大好きではないんだってば!!」


好きではあるかもしれないけど…!


でも、認めたくなんかない。


だって、悔しいから。


好きにならないって条件は撤廃してあるけど、それでも悔しいじゃない。


「寧々は俺を好きになること」なんて五条くんの条件を満たしてしまうのが。


素直になんて、なれそうにない。


「ククッ、寧々、俺のこと好きではあるんだな?」


「そっ、そういうことでもないから…っ」


五条くんは面白がって、私の頭を撫でくりまわした。


拒絶の術式を使う余地もなく、好き放題に揉みくしゃにされる。


「素直になった寧々も可愛いんだろうな?」


「変なこと考えないでよ…!」


五条くんは明らかに悪い顔をしている。


やっぱりタチが悪くて、厄介で、それでもカッコよくて、余計にタチが悪くなりすぎて…!


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