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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




感情任せの特級術師の方が、数段とタチが悪くて厄介だった。


尚且つ、五条くんなら本当にそんな理由で、日本列島を壊滅させてしまいそうで。


「キスするか、日本滅亡か、どっちが良い?」


とんでもない2択を迫る五条くんにたじろぐ私。


「手始めに、上の連中全員殺してもいいんだけど、どうする?」


そんな恐ろしいことを言われても…


「ねぇ、五条くん」


「なに?寧々」


サングラスを外してくれたお陰で、感情の機微が分かりやすい。


人の感情は移ろいゆくもので、常に千変万化…変化するものだけど…


「もしかして、もう機嫌直ってる?」


この呪いは寧々のキスで〜の辺りから、おかしいと思ったのよね。


「あ、バレてる?可愛い寧々の顔見てたら、自然と癒されちゃった。あと2人きりの部屋で下心抑えるとか無理だわ」


「下心はないって言ってたじゃない!」


わざと怒っているような悲しんでいるような、機嫌を損ねたような演技をするなんてね…!


「仕方ねぇじゃん。寧々の顔見てたら、俺のこと大好きって書いてあるんだもん。ニヤけるに決まってんだろ」


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