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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




「ほらよ、寧々」


戻ってきた五条くんは足元に屈んで、すっぽ脱げた足に下駄を履かせる。


「触るぞ」


「……!!」


五条くんが裸足の指の間に鼻緒を引っ掛けて、私に下駄を履かせている間もずっと


夏油くんは私を抱いたままだった。


「2人ともありがとう。私ってば、お祭りの気分が抜けていなかったみたい」


「楽しい思い出」が増えたことに緩み切っていた。


「夏油くん、離してくれて大丈夫よ。怪我もないし自分で歩けるわ」


「それは良かった。寧々ちゃんに怪我をさせるわけにはいかないからね」


夏油くんから離れた私は1人で歩き出そうとする。


それなのに、右側から手を引っ張られた。


「やっぱり寧々は手を繋いでないとダメだな」


「ちょっと五条くん!」


「もう転ばないって言ってたのは誰だよ?」


そのまま強引に手を繋がれて、長い指でがっしりと押さえ込まれた。


また…恋人繋ぎをするのね。


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