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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




今日2回目の山道と少しだけ履き慣れた下駄。


暗くて見えづらい足元には、硬い小石が散らばっているから踏んでしまうことがある。


それでもすいすいと階段を登っていく五条くんと夏油くん。


特に五条くんは私と同じく下駄を履いているのに。


「あっ!スーパーボールすくいやってねーじゃん!絶対に俺が勝つのによー」


「悟は大きければ良いという考えを改めた方がいい」


「五条くんだけ負け続けてるのよ」


「明確なルールがあるのだから、それに従うということを覚えな」


「型破りなのよね」


ほんの少しだけ前を歩いてる2人に追いつこうと、2人の間に入ろうと足を早めた。


「ポジショントークで気持ちよくなってんじゃねーよ。オ゙ッエー」


「汚い真似は止めるんだ、悟」


「不快にさせないでほしいのだけっ!?」


会話に混ざりつつ、2人に追いつきたかっただけなのに


「どぉっっ!?」


足がもつれて、体がぐんっと前屈みになる。


奇しくも、上半身だけは2人を追い越していた。


また転ぶ…!!


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