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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




夏油くんの呪霊操術により使役された特級仮想怨霊。


「あぁーーー!?俺のバナナを一口かよ!?」


「一口でもいいからと言ったのは悟だよ」


チョコバナナをぐわっと大きな口で丸飲みすると、何事もなかったように消えた。


……夏油くんだって、術式を使ってるじゃない。


「ありがとう。助かったわ、夏油くんと口裂け女さん」


「お役に立てて良かったよ、寧々ちゃん」


夏油くんは、わなわなと肩を振るわせる五条くんの頭をはたいた。


「そんなことをしていたら寧々ちゃんに嫌われてしまうよ」


「寧々は俺のこと大好きだからその心配はいらねーよ」


「別に大好きじゃないのだけれど」


私の答えに五条くんは悲しそうに目を潤ませた。


「寧々…っ!?」


「振られても知らないよ、悟。せっかく付き合えたんだから大切にしな」


「分かってるけどよぉ…」


「いつ誰が寧々ちゃんを奪っていくか分からないんだよ。それぐらい寧々ちゃんは魅力的なんだからね」


夏油くんに嗜められた五条くんは、不貞腐れるかと思ったのに、案外素直に受け入れた。


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