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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




溶けやすいかき氷から食べ始めて、わたあめ、りんご飴にいちご飴、クレープにベビーカステラ……


ボリュームが少ないから何とか食べられるけど、別腹分もいっぱいになってきた。


……五条くんの胃袋は相変わらずの底なし沼だけどね。


ラストのラスト、夏油くんが串に刺さったチョコバナナに手を伸ばした時。


「あ、傑!それは寧々の分だ!」


「どうしてだい?」


「私、もうお腹いっぱいなんだけど」


五条くんは夏油くんの伸ばした手を退けて、代わりに余っていたわたあめを持たせた。


「そしてこれは俺が寧々に食べさせる」


得意げにチョコバナナの棒を握って、私に差し出した。


「要らないわ。もう食べられないもの」


「一口でいいから食べろって。先っちょだけでもいいから」


五条くんはフランクフルトを強引に捩じ込んだ時みたいに、私の口元目掛けて突き出した。


「嫌っ!?」


拒否の構えをとるも間に合いそうにもなかった私と、ニヤニヤする五条くんの間に割って入った……


「寧々ちゃんが嫌がってるだろ。子供っぽい事はやめるんだ」


闇より黒い髪にはギラリとした複数の目、頬を切り裂くような大きな大きな口、目元こそ黒い髪で覆われて見えないけど、


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