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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第7章 夏休みといえば




夏油くんは更に大きなため息をついた。


「あのねぇ、悟。寧々ちゃんはもっと厄介な男に絡まれてたんだよ。悟が傍にいなくてどうするんだい?」


その口ぶりは彼氏が彼女を守ってやれと言っているようなもの。


「マジかよ…、やっぱ連れてきゃ良かったな。寧々ごめん。それとサンキュー傑、これお礼」


分かってはいた、分かり切ってはいたけど…五条くんの手にはこれでもかと言うほどの甘味があった。


「悟、買い過ぎだよ。こんなに沢山買い集めてどうする」


「食うんだよ、寧々が。別腹なんだとよ」


「こっ、こんなに沢山は食べないわよ!!」


物理的に無理な量を買ってきておいて、しれっと言えることではないと思うのだけど。


「はい寧々、もっとそっち行って」


元々はベンチの真ん中近くに座っていた私に、五条くんは端に行くように促した。


私 五条くん 夏油くん の並びでベンチに腰を下ろして、五条くんの買い過ぎたものの消費が始まる。


「かき氷はサッパリしていて口直しにはいいわね。甘くて美味しいわ」


「そうだね。少しずつ食べるとかき氷でも頭が痛くならないよ」


「ーーっ、いってぇ…」


「「馬鹿」」


夏油くんの助言を聞き流して、かき氷をバクバクと口に放り込むからよ。


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