第16章 地獄の合宿
その後の合宿練習でも私は黙々とボールも増やす練習をした。
そして、実行可能かわからないので監督にも内緒でもう一つ新しい技も特訓していた。
私は今日も通常練の後に1人で練習するために外のコートまでやってきたがどうやら先客がいたみたいだ。
緑「...俺と10本勝負するのだよ。一本でも決めたらお前の勝ちでいい」
火「あ?んなの全部決めてやるよ!」
どんな経緯で勝負することになったのかわからないが、今から10本勝負を2人がすることだけはわかった。
出て行こうか迷っていたらコートの直ぐ側の茂みからいきなり腕を引っ張られた。
玲「ぎゃっ」
・・・うおっ!
私は掴まれた方の腕を見るとそこにはテツヤと高尾がいた。
高「わりーわりー!
そのまま彼処に突っ込んで行きそうだったからな!面白えもん見れそうだからここで見てようぜ!」
玲「なるほど!そうするわ!」
黒「静かにしてください。見つかります」
玲「ぁ、ごめんごめん」
高「やべっ」
テツヤにそう言われて私たちは声のボリュームを下げた。
そして2人の攻防を眺めていた。
玲「んー、あれやな。これは緑間の優しさ?を感じるわ」
・・・大我にヒントあげるんや。
普段ツンデレやからあれやけど根はいいやつよな
高「へ?それどういうことよ」
黒「僕も知りたいです」
玲「多分、緑間は大我に次の段階に行くためのヒントを上げてると思う。まぁ、本人的にはこんなとこで躓かれたらおもん無いてきな心理も働いてんのかもしれへんけどな」
高「え、んじゃ緑間的に塩送ってんのかよw」
・・あんだけ愚痴ってても火神を買ってるわけか。まあ、一回俺たち負けてるしな。認めざる負えないぜ。
玲「ま、そういうことw」
黒「緑間君がこんな事をするなんて珍しいです。というか初めてな気がします」
玲「そうなん?んじゃ相当大我のこと気に入ってんのかな〜」
黒「それは無いと思います」
高「ねえな!」
玲「そこをハモるなよww」
コソコソと話していたらいつの間にか勝負を見ていなかった私達だった。