第16章 地獄の合宿
夕方になって私達はこれからの宿泊先に向かった。
すると宿の玄関当たりに見覚えのあるジャージ姿の奴らがいた。
玲「え、もしかしてあのジャージって」
・・・こんなとこで!?
黒「あれは…」
・・ついて来たのでしょうか?
玲「リコ先輩、これって仕組みました?」
リ「違うわ。完全に偶然よ。
…でもこれはチャンスかもしれないわね」
・・練習メニューの質を一気に上げれるかもしれないわ
玲「やっぱですか」
最後に何かリコ先輩がボソッと言っていたが私の耳には聞こえなかった。
私達は少し先に見えるオレンジ色のジャージの人達に近づいた。
向こうも私達に気がついたみたいです驚いている。
緑「何故 お前達がここにいるのだよ!」
・・驚いたのだよ!!
高「え、玲ちゃんじゃねぇか!!こんなとこで会えるとか運命じゃね!?」
・・おほっ、誠凛じゃん!
火「それは俺たちの台詞だ!なんでお前らがこんなとこに居んだよ」
緑「ふん、秀徳は毎年ここで夏合宿をするのが伝統なのだよ。お前らこそここにいる理由を言うのだよ」
玲「うちらも合宿やって。この季節に旅行はせえへんて」
高「ちょ、俺のこと空気にすんなよー!」
・・玲ちゃんまでスルーしてるし!!
高尾がいきなりそう叫び出した。
玲「うわっ!いきなり大声だすなよ!ビビるやん。」
高「お前らが俺のことスルーするからだよ!いつもなら乗っかってくんのに!!ツッコミも無しかよ〜」
玲「あー、ごめん。
今疲れてるからさぁ、そんなに元気なかった!
それに運命如何の斯うの言ってるから激しい独り言やと思って親切心での無視やから気にせんとって」
高「…。何気にはっきり言ってんぞ?俺だって傷つくかんな!!」
・・さらっと無視とか独り言とか言われたんすけど!俺名前言ってんじゃん!!玲って!!
と言って袖で涙を拭くフリをする高尾だが、それも軽くスルーした。
私達が話しているうちに監督が秀徳の監督に挨拶をしていた。
そして、その時に監督は秀徳との合同練習の約束を取り付けていた。