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堕ちて、求めて。

第5章 ピンク色 前編



「そうなの!…へへ…」


少し照れて笑うなつはいつもの可愛らしかったり、カジュアルな格好ではなく大人びたニットの体のラインが目立つマーメイドタイプの黒いワンピースを着ていた。
幼い顔立ちのなつには少し背伸びした格好だ。
対してなつの隣に座る男は白いTシャツに少しオーバーサイズなシャツを羽織った比較的シンプルでラフな格好。


「あのね、この人の作るカクテルは美味しいんだよ!」

「そうなんだ、じゃあ俺はバーテンさんのオススメにしようかな」

「わたしはいつものやつがいいな!」

「……めんど…」

彼は明らかに嫌そうな顔をする。
そう言いつつも手際よくカクテルを作り始めた。
リキュールを2種類ステアしてカクテルグラスに注ぐ。
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