• テキストサイズ

堕ちて、求めて。

第4章 水 水 水



「自ら吐き出した中に顔を突っ込むとは…」


やれやれと短く溜息をつくと男は湯船に溜まった水を桶に汲むと床に突っ伏して悶え苦しんでいるなつの頭に容赦なく浴びせた。


「ひゃあああ!やめ…つめたっ…さむいさむいさむい…!!」


一気に現実へ引き戻される様な感覚がした。
苦しさで忘れていた凍える様な寒さが戻ってきてなつは自らの身体を抱きしめて少しでも暖をとろうと身を小さくする。


「喚くな。綺麗にしてやっているんだ」


再び桶に水が汲まれる音がする。
嫌だ。嫌だ。嫌だ。


「…やっ…やめて、やだ…!たすけて…さむいっ…!」


なつはその音を聞いて浴室内を這う様に四つん這いで逃げ回る。


「少しは躾がなってきたと思っていたが…」


男は逃げ回るなつを浴室の隅に追いやるとその濡れた髪を鷲掴み引っ張りながら立ち上がらせた。


「今晩は良く冷えるからな。徹底的にしつけてやろう」


男は半泣き状態で震えるなつと目を合わせると楽しげに喉を鳴らして笑った。


fin
/ 78ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp