第5章 陵南戦
田「お前ら!この試合!30点差をつけてみろ!」
「なっ…このー…」
あまりに無茶な指示に周囲がざわつく中――
花道が、やらかした。
花道は田岡に向かって思い切りカンチョーを食らわせたのだ。
田「ぎゃー!なっ、何をするんだ貴様はー!審判!審判!」
当然、湘北はテクニカルファウル。
赤木のゲンコツが花道の頭に落ちる。
花「ぐはっ!」
ベンチ外のは腹を抱えて笑い転げていた。
「ギャハハ!!花道ナイスー!!ダハハハ!」
しかし、横で彩子の冷たい視線が突き刺さる。
彩「……」
「あ、う、うん!よ、良くないですね、今のは」
慌てて咳払いして取り繕うが、時すでに遅し。
試合はその後も仙道のファインプレーに支配され、観客席の声援は陵南一色に。
花「コラー!しっかりしねーか!ヤスー!ぶっとばすぞ!」
彩「安田さんでしょ!先輩なんだから!」
桑「あぁーっ!もう強すぎるよ!陵南は!」
石「うちが戦えるような相手じゃなかったんだ!」
弱気な声が重なり、ベンチが揺らぐ。
その空気を切り裂くように、が叫んだ。
「そんなことない!」
花「うるせぇぞ!てめぇら!」
桑「で、でも…」
湘北の流れは完全に陵南に飲まれようとしていた。