第6章 リョータ・三井復帰
「花道…♡」
洋「…ったく気をつけろよな。誰のおかげだ?それで済んでるのは」
「花道!と、ちょっと洋平」
洋「ちょっとじゃない!8割俺だ!」
「分かった分かった」
桜木軍団がわちゃつく様子は、いつもの調子。
だがその裏で、花道の瞳の奥には確かな怒りの炎が灯っていた。
堀「こいつらを甘く見過ぎないほうがいい。みっちゃん」
三「何?」
堀田が鋭い目で三井へ警告する。
その直後、堀田の頬に4人の拳が同時に飛んだ。
堀「ぐはっ!」
忠「誰が他だこらーっ!」
高「そらっ!やめい!」
雄「てめぇ!」
「あんたさっきの私を見てなかったわけ!?」
堀田を囲んで殴る3人の拳と罵声。
一瞬で大乱闘の空気に変わる。
高「高宮望!」
雄「大楠雄二!」
忠「野間忠一郎!」
「天羽!」
四人が堂々と名乗り上げると、体育館の空気が揺れた。
洋「この伝説の和光中3バカトリオとは、を抜いたこいつらのことだ」
「うん、それは否定しないわ」
するとに即答された3人は一斉に水戸に噛みつく。
高「何だと洋平コラーッ!」
花「はっはっはっ!」
雄「笑うな花道!バカ王はお前だろ!?」
花「ああっ!?誰がバカ王だと!?この天才に向かって!」
殴り合うでもなく、言い争うでもなく、
けれど確かに“仲間”として横一線に並ぶ最強の存在感。
体育館の空気が一瞬で変わった。
今まで追い詰められていた湘北側が、
一気に“攻勢の空気”を取り戻した瞬間だった。