第6章 リョータ・三井復帰
花「ああ…蚊がいる。ほっぺたと腹と頭が刺されてるぞ。いつの間にか。…効かねぇな。」
「花道…」
(かっこいい…)
殴られても、倒れても、痛みさえ冗談に変える花道。
そのまっすぐで折れない強さが、胸の奥をぎゅっと締め付けた。
花「もうこんな時間か。さっさとてめぇを倒して練習だ。さぁ!とっととかかってこい」
鉄「はっははははは!」
三「おい、調子に乗るなよ、桜木」
三井、竜、堀田――
花道の周囲へじわりじわりと、不良たちが円を描くように集まり出す。
堀「テメェの負けだ。桜木」
花「てめぇら…」
緊迫した空気の中、に加え、流川もふらつきながら立ち上がった。
木「お、おい、天羽!」
彩「流川…!」
怒りに燃えた瞳。
仲間が傷つけられるのを見て、身体が勝手に動いてしまう。
だが、流川の膝が、がくりと折れた。
「ちょ、流川!」
崩れるように倒れる彼の身体を、彩子が慌てて支える。
彩「死ぬわよ!あんた!じっとしてなさい!」
三「さぁ、行くぞ」
花「卑怯者が…」
三「死ねやぁ!」
三井が叫ぶと同時――
体育館の天井から、影が落ちてきた。
?「リャァァァー!」
音を裂くような叫び声とともに、何かが上から降ってくる――
空気が一気に震え、全員が一瞬その動きを見上げた。