第6章 リョータ・三井復帰
体育館の空気が一気に重く沈んだ。
宮「はっ…」
花「あぁーー!!」
湘北部員たち「あぁっ…」
「花道が綺麗にしたボールになんてことを…」
三「俺はな、それをぶっ壊しに来たんだ」
その言葉は、体育館全体に“破壊宣言”のように響き渡った。
花道の眉が一気に吊り上がり、今にも飛びかかりそうになる。
花「ぬぅぅ…何すんだ!てめぇらーっ!」
宮「花道!よせ!」
宮城は花道の肩を必死に押さえつけたが、三井は薄く笑って挑発を続ける。
三「宮城、ぶっ壊してやるよ」
その時――ボールが一直線に飛んできて、堀田の顔面を叩いた。
三「コラ…」
視線が一斉に飛んできた方向へ向く。
花「誰だ?いいぞ」
そこには、ほんの少しだけ構えの残った流川と、手首をブラブラさせるが立っていた。
「外れた…」
その言葉は小さかったが、不良たちには十分すぎる挑発だった。
花「!」
三「お前んとこの連中、お前よりやる気あんじゃねぇのか?女にも負けてんじゃねえか、宮城」
堀「クソ女…」
三「あぁ?」
の行動に苛立ちを見せた三井は、そのまま足元のボールを軽く蹴り上げ――
次の瞬間、バシュッと鈍い音を立てて宮城の鳩尾に当てた。
宮「ぐぁっ!」
木「宮城!」
「りょーちん!」
花「てめぇ!」
宮「よせ!」
花道の拳が空気を震わせる勢いで前に出るが、宮城は必死に腕を掴んで止めた。
「ちょっと。人が綺麗にしたもん汚して、蹴るもんでもないボール蹴って、何がしたいのよ」
体育館の空気が一瞬揺れた。
少女の怒りが、男子たちの暴力を真っ向から刺す。