第6章 リョータ・三井復帰
?「俺たちも混ぜろよ、宮城」
すると、一番体格の良い男が眉一つ動かさず――
ぽとり、とタバコの灰を床へ落とした。
湘北部員「!?」
「ちょっと!花道が一生懸命磨いた床を…!」
すぐに走り寄ろうとするの腕を、流川が素早く引き止める。
宮「やめろ!」
不良たちの視線がひとつに集まる。
その中の男が、を舐めるように見て言った。
?「なかなかいい女じゃねーか。こんなのもバスケ部にいんのか。面白ぇ」
「なっ…」
花道の瞳が一瞬で怒りに染まる。
花「何すんだてめぇ!」
自分が磨いた床を汚された怒り。
そして何より――へ向けられた視線への怒りが、花道の体を前へ押し出した。
宮「練習中なんだ。他の部員もいるし、やめてくれ、三井さん。頼む」
(三井って言うんだ…あのサラサラ男…)
三「ふん、他の部員か」
堀田が横から笑いながら口を挟む。
堀「自分はボコボコにされてもいいからバスケ部だけは、か?えぇ?くせぇぞ宮城」
宮「いや…それもやめてくれ」
堀「あぁ?」
宮「また入院するわけにはいかない。頼むから、引き上げさせてくれ、三井さん。ここは、大切な場所なんだ」
三「ふんっ、バカかお前は」
その直後だった。
ジッ……
体格の良い不良が、バスケットボールにタバコを押しつけた。
ジュッと焼ける音が体育館に広がり、
焦げたゴムの匂いが鼻を刺す。
湘北部員「!?!?」
「っ……!」
空気が一気に張り詰めた。