第6章 リョータ・三井復帰
そして3人は、そのまま近くの公園で落ち着いて話すことにした。
陽はもう沈み、空は紺色に染まっている。
ベンチに腰を下ろした宮城は、ようやく胸の内を語り始めた。
宮「もう、フラれたようなもんさ…彼女の眼中には俺なんてないのさ。全然相手にしてくれないんだ。彼女のことを忘れるために、他の女と付き合おうとしたこともある」
その声には不器用な強がりと、本物の傷心が混じっていた。
「彩子さんのこと大好きなんだ…」
宮「ぐすっ、でも、そのたびごとにフラれる始末さ。一年余りで10連敗」
花「えっ」
「えっ」
思わず声がハモる。
宮「俺は中学んときバスケ部だったが、高校でも続けるかどうか迷っていたんだ。最初はな。それで…練習を見に行った体育館で…初めて見たんだ彼女を。もう惚れてたよ。速攻で入部した」
「一目惚れ…」