第5章 陵南戦
「仙道さん…」
(嬉しそう…楽しそう…すごい…こんなこと言いたくないけど…凄すぎる…)
仙道の表情は、まるで“挑戦を歓迎している”かのように輝いていた。
流川と花道が同時に向かってくることを、むしろ楽しむように。
試合は互いに点を取り合う激しい攻防へと突入した。
湘北が決めれば、陵南が決め返す。
陵南が攻めれば、湘北が必死にそれを止める。
の胸の鼓動は、コートのリズムに合わせて激しく跳ね上がる。
「お願い…勝ちたい…」
彩「残り1分…4点差…どうですか?先生」
安「この一本、止めればまだ可能性ありですね」
彩「止めれば…」
桑「じゃあもしここで一本決められたら…」
「みんなを信じるのよ」
桑「天羽…」
「みんななら絶対誰かしらは止めてくれる…」
彩「あの2人が…流川と桜木花道が…仙道に対してどこまで頑張れるかにかかってるわ…」
「うん…こう言う勝負のポイントになる場面では陵南は必ず…」
安「そう。仙道くんです」
仙道がゆっくりとボールを受け取り、口元を上げる。