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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第20章 インターハイ 宮城県予選 1日目


澤村side



「よし!荷物持ったか?行くぞ!」



仙台市体育館にバスが到着して
部員たちは皆荷物を肩にかける



『じゃあ私と潔子さん、武田先生は最終チェックしてから向かうね』



「おお、頼んだ」



なるべく花澄と清水を2人きりで歩かせたくはないが
武田先生がいるなら大丈夫だろう



3人に後を任せて
部員たち全員が体育館へ向けて歩き出す




「‥」



ざわざわと独特な空気が漂っている中
聞こえてくる声




「トリ‥トリノ?」



「カラスノじゃね?」



「烏野?知ってる??」



「前まで強かったとこじゃん?」



「前までね?」




聞くつもりがなくても聞こえてくる声に
自分達の足音だけが頭の中に響く



「‥お前ら気にすんなよ」



「‥ウス」



西谷と日向の口がキュッとキツく結ばれて
田中が薄ら笑いを浮かべている


月島はもちろん

いつも明るい菅原からも
目のハイライトがスッと消えた




そんな俺たちの存在に気付いていないのか
そのまま雑談を続けている




「今はなんかね〜ダサい異名ついてんだよね」




「えっ どんな?」



「 落ちた強豪 飛べない烏 」



その言葉に全員の肩がぴくりと揺れる




そしてようやく俺たちの存在に気付いた話の主達の肩も
驚きでびくりと跳ねた



「飛べない何ですって‥?ん?」



「コラ行くぞ‥すみません」



「あっ‥イエ‥」


気付けば田中がさらに距離を詰めていて連れ戻す



そしてその横で今度は旭の噂話が始まった


5年留年してるや、路上でヤバいもん売りつけてるやなんや
好き放題言われて



デカい図体をびくりと揺らしながら

悔しそうにしている



「まぁまぁいつもの事じゃん」



ふふふと菅原が目を細めて笑う



「見た目がそんなんだからだろぅ」




旭がまだなんか言っていて
西谷もきてワイワイと3人で話していると




急に周りの声色が変わって
ザワザワと騒がしくなり始めた



「おいあれ見ろ見ろ!かわいっ」




「?」



ふと振り返ると
ふにゃふにゃとした笑顔で花澄が武田先生と何か話しながら歩いてくる



「かんわいっ」



「声かけてみる?!」


「レベルたっか‥」
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