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【hrak】Word HERO!!【男主】

第5章 本当の入学初日


「出久!!!!」

「……!!……一心君?」


「お前なら出来る!! だって……


お前は……






『昔』っから諦めの悪いやつだろ?」


「………!!!!………。

………うん!!!」

緑谷の瞳が輝き、正面に向き直る。



「てめぇ…記憶が戻ったのか」

爆豪がそう聞いてくるも首を横に震る。

「何一つ思い出してない
けど、なんでだろうな…俺も分からない。
分からないけどそう叫びたかった。
これで緑谷が何言ってんだ?って言ってきたら俺赤っ恥だわな!いやぁ〜よかった!」

アハハと笑ってみせるが爆豪は少し…いやだいぶ不満そうだ。






……そして今二回目が投げられようとしていた。



何かブツブツと唱えながら投げる体勢に入っていく腕は赤く輝いていなかった。

「「「………!!!」」」

(((これは……!!!)))

一心、相澤、そして隠れて見ている人物は分かった。

緑谷が何をするか

緑谷から凄まじい威力のボールが放たれる


SMASH!!!



放たれたボールは空高くに舞い上がった。





ピピッ

記録は709.3m



「先生…まだ動けます!!」



「こいつ……!!」

相澤は満足気な笑みを浮かべる

「緑谷!!!やるじゃん!!本当に凄いよ!!カッコイイじゃん!!」

駆け寄った一心は緑谷の頭をワシャワシャと撫でる。

「一心君!!」

(指先にだけワンフォーオールを使ったんだな!!ピンチから最大限の答えを導き出したんだ!)

「でも、痛そうだなその指」

「うん…すごく痛い…」

(だろうよ…見てるだけで痛いよこっちも。なんとか俺の個性で出来ないかな…とりあえずやってみるか)

言霊を使おうと口を開いた瞬間

「どぉいうことだ?!コラ!!訳を言えデク!!テメェ!!」

強烈な怒り顔をしながら両手を爆発させながらこっちに向かってる。

「うわぁああ!!」

「落ち着けって!爆豪!!」

緑谷を守るように前に飛び出し、個性を使おうとした所で相澤の捕縛武器の布が爆豪に絡みつく。

「何度も個性使わせんな……俺はドライアイなんだよ!!!」クワッ!!

(((((個性すごいのに勿体ない!!)))))

すぐさま捕縛武器と個性を解除する。

「時間が勿体ない。次準備しろ。それと言葉はこっちに来い」

相澤に名前を呼ばれ固まる。
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