第4章 初任務・風ノ国の要人ドロ!!
翌日───
『ありがとうございました!』
「ドロさんまたね~」
シカクら率いる第零班は、ドロとその息子に見送られ、風ノ国をあとにした。
─────…
火ノ国、木ノ葉隠れの里。
「な~んか、久しぶりに森見たって感じ~」
『やっぱり木ノ葉が落ち着くね』
「私はようやく、安寧の日々を取り戻したのですね…」
ドロの息子にロックオンされ続けたカバネは、憔悴しきった様子で自分の家にとぼとぼと帰っていった。ムクロはそれが大層面白いらしく、ケラケラ笑いながら兄弟の後を歩いて行った。
『私も、これで失礼します先生。』
「あーカルタよ。今晩暇か?」
くるりと爆速帰宅をかまそうとしたカルタを、シカクは引き留めた。
『…特に何もありません。』
「なら、ウチで晩飯食って行ってくれ。母ちゃんと…まあシカマルもだな、お前の顔見たいっつーから。」
『お邪魔では?』
「んなことねーよ。母ちゃんもな、たまにはむさい男じゃなくて、可愛い女の子と話したいってもんだ。」
『なら…お言葉に甘えます。』と答えたカルタに、満足そうに笑うと、瞬身の術でシカクも帰宅した。
─────…
その晩。
「あらカルタちゃん、来てくれてありがとうねぇ~」
『ヨシノさんこんばんは。ご馳走になります。』
カルタとヨシノの声が聞こえたのだろう、バタバタと慌てたような音がして、シカマルが来た。
「カルタじゃねーか」
『お邪魔してます。』
担任であるのと恐らく別の理由で、シカクはカルタをよく気にかけ、家に招いていた。
ヨシノは#NAME1を親戚の娘くらいに勘違いしてる節があり、良く可愛がられている自覚はカルタにもあった。
ヨシノが作る茄子のおひたしは、カルタの大好物のひとつだ。
「お前らの班、砂の上忍相手にしたんだって?」
『そんなこともあったね』
「ついこの間だろーが…」
シカマルは詳しく知らないが、きっと少しも苦戦しなかったのだろうと思った。──この第零班に関しては、親父が手を焼いてるくらいだ。
『私はシカマルとも任務やりたいな~』
「親父の下位互換だぜ、俺ァ…」
と呆れたように返すシカマルだったが、この後、この通りになることをまだ知らない。
▶︎章末あとがき