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**彩とりどり** 【進撃の巨人・短編】

第7章  リヴァイ 悪戯



「リヴァイも食べてみて」

アンナがラズベリーを一粒摘まみリヴァイの口元に差し出した

これは手で受け取るのか?
このまま口を開けるのか?

ちょっとした葛藤がリヴァイの頭でおきる


「大丈夫だよ 汚くないから」

猫の昼寝顔でまたアンナは笑う

リヴァイは考えるのを止めて アンナの口元にその手を押し返した

「汚くないのになぁ…」

アンナは残念そうにラズベリーを自分の口に入れて奥歯で噛む

その瞬間にリヴァイはアンナの後頭部を掴みキスをした 驚いたアンナが唇を開くとリヴァイは舌を入れてキスを深めていく


「んっ…っ…」

アンナが苦しそうな声をもらした頃にリヴァイはやっと唇を離した


「甘酸っぱくてうまいな…」


リヴァイはアンナに3回おかわりをした





朝から腰が抜けそうなキスをされ 体が火照りモンモンとするアンナ
リヴァイの愛情表現はいつも突然でアンナは戸惑い放心状態になる



それを分かっているのかいないのか リヴァイは再び作業に戻り水を撒いている


足元に目をやるとハーブが食べ頃になってるのに気付いた アンナは好きだけど このハーブは好き嫌いがハッキリと別れる…

リヴァイはどっちだろう…



悪戯を思い付いたアンナは軽いノリで仕返しをする事にした


ハーブをちぎって口に入れる香りが広がるように少し噛んだ




アンナは背後からリヴァイに近づき彼の背中に柔らかな胸を押し当てると振り向いたリヴァイは少し目を開いて驚いていた

「ねぇ…もう一粒食べて?」


リヴァイはアンナの企みに気づかずに唇をあわせた



よし!


アンナは両手でリヴァイの耳を掴み 薄く開いた口に舌と口の中に仕込んでいたハーブをリヴァイの中に押しこむ


!!!!


さすがに突き飛ばす事はしなかったが力ずくでアンナを引き剥がしてリヴァイはハーブを吐き出す



コーヒーを飲んだくらいで鬱になったリヴァイだから これはかなり効くはず!


アンナの狙い通りに…それはそれは…予想以上の反応を…した…




この日のリヴァイの機能は完全に停止した




パクチー攻撃はもうしないとアンナは誓った



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