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もう一度、を叶えるために。second

第18章 白虎のお里に行ってみよう




ぐるりと回ってみた結果、島の大きさは凡そ10km四方。まあまあの大きさかな。
ぜんぜん見きれない大きさじゃない。

「こうなってくると、断然中が怪しいですよね。」

「だね。鬼が出るか蛇が出るか…ま、行くしかないね。」

「よし、行きますか。」

「「…今迄のは何だったの?」」

怪訝そうにする二人を撫でてから、私達は内陸に向かって歩き出した。




もくもくもく…

シュー、シュー…


内陸へ入れば入るほど、火山ガスは濃くなる。
これが’’未踏の地’’である原因とも考えられなくはないけど、理由としてはイマイチ。
だって、風遁で絶えず空気循環すれば出来なくはないから。
風遁が得意な人って確かに少ないけど、希少ではないから、探せばそれなりにいるのよ。

「エニシ…。」

「ん?何?」

周囲を見回しながら、千雪の弱々しい声に耳を傾けると、

「「気持ち悪い…。」」

「え…!?」

二人の声が揃って返ってきて、焦りながら振り返った。
見ると、三人ともタオルで厳重に顔を覆っていたにも関わらず、臭気にやられたらしい。

『ボクも…。』

「ちょっ…!」

ふらふらとしている二人を慌てて抱き留める。
ゴンは千雪に抱っこされてたんだけど、落ちることはなかった。

…ってことは、もしかして先生も…?
ばっと振り返ったら、青い顔をして苦笑いを浮かべていた。

「俺も出来れば休みたい、かな…。」

「嘘でしょ!?ダメだ一旦戻ろう。さっきのお休みスポットまで戻ろう!」

さっき偶然見つけた昨日とは違う川辺。
ここもやっぱり火山ガスは少なかった。
私は、急いで影分身を出すと、本体で双子を半ば担ぐようにして抱き上げ、影分身で遠慮する先生を強引に背負った。

「ちょっ…えぇ…?」

「嫌とか言ってる場合じゃないですよ。こんな所で倒れたらアウトですから!走ります!」

急げ〜!

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