第84章 ☆ 冥母 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【般若)〘そんな事しなくていいよ。出てこれたから〙】
画面にまた出てきた般若と言う若い男
後ろに女はいなかったが
出てきた般若を物珍しそうに見ていたクロガネ屋
顎に手を当て画面を眺めていた
クロガネ)「どうやらあの般若とやらはあの娘さんの意識がないと出て来れんみたいじゃな」
シャチ)「結局あれなんなんすかね?」
イッカク)「んー。悪魔の実…じゃない、よね?」
ペンギン)「ってか人にしては…」
【「あ、良かった…悪いけど」】
【般若)〘大丈夫。そのつもりで出てきたからね〙】
般若はアヤの横に腰を落とした
やはりアヤの近くにいるのは苛立つ
俺がそんな事思ってるとは知らずに会話を続ける画面の2人
【「なら早く行って…時間が無い…んっ!」】
アヤが般若から目を離した隙に
般若はアヤの顎を掴んで…キスしてた
「「「ぅえ?!」」」
クロガネ)「…」
ロー)「…」
見てたのは俺だけじゃなく
後ろのシャチ達もクロガネ屋も目を見開いて驚いていた
俺は冷静だったが…冷静じゃなかった
あいつ…戻って来たらまじで覚えとけよ
後ではひそひそ聞こえるがどうでもいい
画面では触れるだけのキスをしている2人
眉間に皺が寄る
顔を離して顎を掴んだまま般若は眼を細めて笑っていた
アヤは目を見開いて驚いていたが
次第に眉間に皺が寄った
【般若)〘…使う使わないかは君が決めな…お礼だよ…1度だけ使わしてあげる〙】
【「…殺されたいらしいな」】
アヤの低い声にも般若は笑っていた
そしてアヤから離れた