第84章 ☆ 冥母 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
ロー)「1度だけ見た事あるが…その時は顔じゃなく手とかなら何か浮かび上がっていた」
シャチ)「そう言えば教えてくれなかった」
ペンギン)「というか聞いてなかった」
イッカク)「というか無事に帰ってきた事に対して喜んで忘れてた」
ジャンバール)「というか聞くタイミングを逃して…あの時は戦争から戻って来た時だったから…」
俺達の言葉にクロガネ屋はため息をついて教えてくれた
クロガネ)「…あれはアヤだけが使える忍術…いや術式じゃな。焰血化粧(ほのちけわい)と言う」
ロー)「それは?」
俺の問いにクロガネ屋は
自分の胸元を軽くトントンと指でさしながら答えてくれた
クロガネ)「普段は胸元に隠してある術式に自分の血を付ける事により発動するんじゃ。体中に伸びているように見えるのはあいつの血じゃ。チャクラを使わず、あの模様が消えるまで身体能力の向上や忍術の威力向上するがその分体力の消費が激しいらしい…今の怪我では長くはもつまい」
俺達はクロガネ屋の説明に眉を寄せた
俺はまだまだアヤの事を知らないんだと思わされた
クロガネ)「…言っとくが…」
いつの間にか俯いていたのか俺の頭に軽く衝撃が走った
気づけばクロガネ屋の手が俺の頭の上に乗っていた
思わず目を見開いて固まってしまった
クロガネ)「アヤが忍であった過去は消せん。忍は簡単に自分の手の内を晒さん…それが恋人であってもな」
ロー)「…」
クロガネ)「アヤは海賊になったんじゃろ?なら今は待て。アヤが自分から言わんのならワシが教えるから…そんな顔で今のアヤを見るな」
俺はそんな顔をしていたのだろう
クロガネ屋はそれだけ言って俺の頭から手を離した
俺は帽子を少し深く被った