第84章 ☆ 冥母 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
アヤのその言葉に苛立ったのか
忍者の女はアヤの血がついた刀を振り払い
アヤに向かってゆっくり歩いて行った
【ムエ)「…殺してやる」】
アヤは忍の女から視線を外し顔を正面に戻した
【「…この一撃で…私を仕留めとくべきだったね」】
【ムエ)「は?」】/「「「は?」」」
【「…こんなチャンス…もう来ないよ…ふふっ。面白いもの見せてあげるよ」】
息を上げながら挑発的な言葉を続けるアヤ
痛みから息を上げ体が震えているようにも見えるが
それでも動こうとしていた
クロガネ屋は顎に手を当て呟いた
クロガネ)「…あいつ…まさか…」
ロー)「なんだ?アヤは何をするつもりなんだ?」
クロガネ屋の言葉に
アヤが心配で声をかければ
クロガネ屋は聞こえなかったのか画面に目を向けていた
後で聞こうと思い画面に視線を戻した
そして、でんでん虫からは
【ムエ)「ふん!左腕も折れて首の止血に右手を使って…印も結べないあんたなんて…!」】
アヤはゆっくり息を吐いて体を動かし忍と向き合った
赤い服が血で余計に赤く染まる
【「…私が…なんの仕掛けもなく…のこのこ出てくるような奴だと?…私、手癖だけじゃなくて足癖も悪いのよ」】
シャチ)「あ、足癖?」
イッカク)「何?何するつもりなの?」
クロガネ)「今の状態で使えば…数分ももたんじゃろうな」
クロガネ屋の言葉と同時に
アヤの顔を何が浮かび上がった
「「「え?!」」」
ロー)「…あれは…」
クロガネ)「お前さん達は知らんのか?あれを」
クロガネ屋はこっちに顔を向けたので
俺達もクロガネ屋に顔を向けて画面から目を離した