第15章 ★止まらない熱情
それから私は冷やかしをたっぷり受けた。
良かったねってスミレさんに頭を撫でられて、悟はなぜかボブにヘッドロックをかけられて、要は祝福を受けた。
結局渋谷にはボブとスミレさんだけで行くことに決まった。ドタキャンで申し訳ない。
「本当にごめんなさい。私のために衣装まで用意してくれたのに」
「仕方ないわよ旦那がきたんだからさー。けど、ちょっと残念。神坂ちゃんにはこれを着せたかったんだけどな」
悟が「どれ?」って言って衣装を手にした。透明なビニールで覆われたそれを確認している。
「こんなの千愛に着せて渋谷に行かせるつもりだったの?」
「あんたが放っておくからだよ」
「間に合ってよかったよ」
そう言って悟はその仮装衣装を受け取っていた。
数時間後――まだ終わらないハロウィンの夜。
私はうさ耳に丸いしっぽ、編みタイツといったバニーガールの格好で、もう一度ベッドの上で悟に組み敷かれていた。