第15章 ★止まらない熱情
いない。
ひょっとして消えてしまったんじゃないかとか、そんな漠然とした不安が押し寄せた時、玄関から「ひゃあ!」っという女性の雄叫びが聞こえてきた。
「ジョ、ジョ、ジョーじゃないの!!!!」
「どーも」
スミレさんと悟の声だ。
続けてボブのワァオという連呼が聞こえる。
どうやら勝手に悟が玄関のドアを開けたらしい。賑やかなやり取りがこちらの部屋まで届いてくる。
「ボブもスミレさんも変わんないねぇ」
「ジョー、いつ戻ってきたのよ!」
「んー、ついさっきかな」
「オレシッテタ。ジョーハSMヨリ、コスプレガスキ。千愛ト"オタノシミ"シタクテ、ハロウィンニカムバックシタ」
「どっからの情報だよ。んまあ、あながち間違いではないね。正解でもないけど」
「そうなの?」
「オレモ、ジョーモ、SEXガスキ」
なんて話をしてるんだ。この会話は噛み合ってるの? 三人の軽妙な掛け合いが聞こえてくる。