第6章 デートの練習
「千愛帰ったらおしおきね」
「何、おしおきって!」
「千愛が考えてるようなエッチな事じゃないよ」
「そんなこと考えてません」
「またまた〜」
「バカ! バカバカ。そんなんだから言われるの」
「そんだけ元気あればもう大丈夫だね。さ、デートの練習するよ!」
何それ。私の体調のほどを伺ってたの?
くだらないやり取りのおかげですっかり体調は回復したけど、それにしたってやり方が独特じゃない?
ほんと掴めない人だ。朝と同じように私達は軽口叩いてふざけてる。
だけどやっぱりどこか甘ったるい雰囲気で、時々顔を見合わせて笑いながら、私達はレストランへと向かった。