• テキストサイズ

【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第6章 デートの練習


「ジョー。私も2018年のハロウィンまで時を戻す。五条悟になれたりはしないけど、同じ気持ちでここに立つから。一人じゃないからね」

「ふふ。僕がナーバスになってるとか思った? 千愛はほんとに優しい子だね」

「私ならそうなるかなって」

「大丈夫ありがとね。僕のメンタルまで気にかけてくれるなんて、あっちじゃそんな扱い受けないから新鮮だよ」

「そっか……。最強だし何でもできるしマイペースだから悩むなんてことないってみんな思ってるのかもね」

「まぁ、実際そうだしね」

「だけど、最強だって誰かにいてほしい時はあるんじゃない?……人間じゃん」

 五条先生は一瞬、虚をつかれたような顔をしたけどすぐに元の顔に戻り、その問いかけに対しては否定も肯定もせずただ優しく笑った。

 何か言いたげにも見えたけど、それ以上は踏み込まずにいると、しばらくして私の頭にぽんっと軽く手が置かれる。

「ありがとう。その言葉だけで充分だよ」
 
 そう言った彼の顔はいつも通り明るく見えて、どこか少し寂しげにも見えた。


/ 681ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp